「コネチカット州 」上院議員が大麻合法化法案を推進しました
コネチカット州の上院議員は、成人の大麻使用を合法化し、商業的な小売販売を規制する法案(Senate Bill 1118)を承認しました。
この法案により21歳以上の成人は、公共の場では1.5オンスまで、個人の住居では5オンスまでの大麻を合法的に購入・所持することができます。
2021年10月より州に登録された医療大麻患者は、成熟した大麻草3本と未成熟な大麻草3本までの栽培が許可されます。
患者でない人は、個人使用のための大麻の自家栽培が法的に認められるのは2023年まで待たなければなりません。
過去に4オンス以下の大麻を使用した犯罪歴のある者は、自動的に前科が抹消される。
より重い犯罪の前科がある場合は、裁判所に措置を求めることができます。
またこの法案では、雇用主や病院などが過去に大麻を吸っていたことが陽性と判定された人に対して取ることのできる差別的な措置を制限しています。
法案では、法律を遵守して大麻を使用する親や入居者の保護も行っています。
また、大麻を所持した18歳未満の者が逮捕された場合、罰則として懲役刑を科すことを禁止しています。
この法案では、小売店で販売される大麻の花はTHC30%まで、濃縮製品(VAPEカートリッジを除く)はTHC60%までと定められています。
上院議員は、19対17でこの法案を承認しました。下院議員は間もなくこの法案を審議する予定です。
議員たちは、2021年6月9日(水)午前0時までにSB 1118を下院で可決し、今年の議会が閉会する前に知事の机に届けるという厳しい期限に直面しています。
“何十年もの間、何万人ものコネチカット州民が、アルコールやタバコ、多くの処方薬よりも客観的に安全な大麻を所持していただけで逮捕や起訴され大麻犯罪者としての汚名を着せられてきました」とNORML州政策マネージャーのカーリー・ウルフ氏は述べています。
“この法案は、このような恥ずべき過去に対処するための一歩であり、薬物戦争による最大の苦難と副次的な結果を不均衡に経験してきた地域社会に待望の救済策を提供するものです」と述べました。