テルペンとはテルペノイドとも呼ばれます
主として植物中に含まれる天然有機化合物で、植物の精油成分に含まれる成分です
植物にとっては外敵を防ぎ自身の体を守るための大切な物質の一つです
特有の香りや苦みをもち、人間にリラックスをさせる働きや血圧を下げる働きがあります
アロマセラピーや香水に多く利用されている身近な成分です
テルペンは海洋生物から植物までとテルペンは天然に広く存在しており、特に植物の精油に多く含まれます
抗腫瘍活性など多彩な生理活性を有するものが多く,その作用のしくみについては現在研究が盛んに行われています
テルペン分析
テルペン分析は指の指紋のようなもの
テルペンの分析は、もし違う名前であったとしてもそれが同じ血統であるかがわかります
大麻株の血統は違う名前であったとしても、同じテルペンプロフィールであれば同じです
2011年の夏、ロサンゼルスで行われたWerc Shopで初めてのテルペン用大麻血統テストの研究室が登場した
このサービスを医療大麻コミュニティへ提供し初めてから、このWerc Shopはテルペン内容について、2,000以上ものサンプルバッズを分析しています
テルペン/アトラージュ効果
THCやCBDといった単一成分での利用よりも、ハーブとしての植物エキスの方が生薬的な相乗効果(いわゆる薬効)があり、副作用が少ないことが挙げられています
マリファナの化合物の多くが協力して効果の相乗効果を生むことをアントラージュ効果と言います
大麻の中にはカンナビノイド、テルペン、フラボノイド(フルーツの皮に色を与える)を含めたとてもたくさんの化学物質化合物があります
それぞれに医療的属性があり、結合して全体的な ”側近効果”を作り出すので、それら一部の効果よりも、植物全体の効果の方がより優れた治療上の影響力があります
2008年、スイスの科学者Jurg GertschはCB2受容体に対するbeta-caryophyllene(ベタ₋カリオフィレン)の結合親和性を実証しました
それはカンナビノイド受容体を直接活性化させることで知られている唯一のテルぺノイドです
beta-caryophyllene(BCP)はローズマリー、ホップ、クローブ、大麻を含む植物のエッセンシャルオイルに見られます
テルペノイドとCB2活性剤としてのベタ₋カリオフィレンの二重状態は、カンナビス植物の各種成分の間で相乗的な相乗作用を強調します
テルペン作用
いくつかのテルペノイドは肺臓の毛細血管を広げ、喫煙や蒸気化されたTHCがもっと簡単に血流に入りやすくできるようにします
鎮静テルピノイドのネロリドールは、痛みや、肌の調子を整えるのに局所的に適応された場合に、浸透性を高め、潜在的にカンナビノイドの吸収を容易にする皮膚浸透剤であります
ターペンとカンナビノイドの両方は、血流を上げ皮質活動を増強しMRSAを含めた呼吸器病原体を殺します
MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)とは、近年アメリカで数万人の命を奪った抗生物質耐性菌です
Dr. Russoの記事には、カンナビノイドとテルペノイドの相互作用は、”痛み、炎症、鬱、不安感、依存症、てんかん、癌、真菌、バクテリアの感染の敬意的な治療に関して、相乗効果を生みだすことが出来る” と記されています
THC/テルペン
THCはテルペンに柔順です
テルペンはTHCのムードや他の精神過程に影響する精神活性を和らげます
カンナビノイドとテルペノイドの相互作用は、THCによって誘発される不安を軽減しながら有益な効果を広げます
テルペンの種類に応じて、THCの影響を和らげたり強化したりすることができます
αピネンとリナロールはTHCの精神活性を減らしますが、ミルセンはTHCの医療的効果と精神活性効果を強めます
どのように作用するか
テルぺノイドがカンナビノイド受容体と結合してTHCを孤立させます
受容体の周りの脂質環状をかき乱す事でTHCが受容体に入るのを難しくする、もしくは神経細胞膜の流動性を上げ細胞壁の透過性上げる事でTHCが細胞膜の中へ入ることを簡単にします
他のテルぺノイドはG-プロテインが変わる事によって信号が変更する
いくつかのテルペンはとても強いので、どのように身体の中でTHCが動くのか吸収するのかを直接変える事ができます
テルペンは他の受容体や神経伝達物質にも働きます
いくつかのテルペノイドはセロトニン取り込み阻害剤と呼ばれるムードや幸福感をコントロールする脳の一部分のように働き、
(薬のプロザックの働きがそうであるように)鬱や気の落ち込みに効くノルエピネフリンの活動を高め( 薬の三環系抗鬱薬の働きのように)、
意欲を作ったり感じたりするドーパミンの活動を上げる(薬剤のモノアミン酸化酵素阻害剤とブプロピオンの働きのように)
他にもリラックスの為の重要なGABAを増加させる薬のバクロフェンとベンゾジアゼピンの働きのように
テルペンと一緒だと柔順なTHC
潜在的なカンナビスの相乗作用と、フィトカンナビノイド-テルペノイドの側近効果
1964年、テトラカンナビノール(THC)がRaphael Mechoulamによって分離され、合成されて以来大麻調査員達に注目され続けている
更に最近では、大麻の薬学や鎮痛へのカンナビディオールの相乗的な貢献は科学的に実証されています
テトラカンナビバリン、カンナビゲロール、カンナビクロメンを含めたその他のフィトカンナビノイドは治療目的の付加的効果を発揮します
革新的な従来の植物生育は、今後の研究のために各成分の高力価を表すカンナビスケモタイプを生み出しています
植物療法薬の別の段階を探るカンナビステルペノイド
リモネン、ミルセン、αピネン、リナロール、βカリオフィレン、カリオフィレン酸化物、ネロリドールとフィトール
テルぺノイドはフィトカンナビノイドと前駆物質を共有する、そしてテルぺノイドは全て人間の食事に共通する味と香りの成分である
これらは米国食品医薬品局(FDA)や他の規制機関によって一般的に安全と認められ指定されています
血清レベルng·mL(-1)一桁台の外気の空気から吸入したとき、テルペノイドは非常に強力であり、そして動物、さらには人間の行動に影響を与えます
それらは、カンナビス基盤の医学的抽出物のグループ効果のために有意義に貢献することができる独特な治療効果を表す
特定の焦点は、痛み、炎症、うつ病、不安、依存症、てんかん、癌、真菌および(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌を含む)は、細菌感染症の治療に対する相乗効果を作り出すことができるフィトカンナビノイド-テルペノイドの相互作用に配置されます
一般的にTHCの中毒作用の為の解毒剤として見なされており、その治療指数を上げることができる非カンナビノイド植物成分の科学的証拠が出されました
将来の実験でグループ効果を調査するための方法が提案されます
フィトカンナビノイド₋テルぺノイド相乗効果が実証された時に、大規模な量の新しい治療薬又は商品の発明が見込まれています